飛行機が墜ちるかも、と思った

お題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか？身体的なものでも精神的なものでも」

はい、聞いてください！

20代の頃、月の三分の一くらい新幹線やら飛行機やらで出張する仕事をしていました。

そんなある日。

羽田から熊本までのフライト前、

時間があったので会社の人みんなでレストランへ行きました。

窓際の席に、

赤ちゃん連れのご家族がいらっしゃいまして。

飛行機を楽しそうにキャッキャ言いながら見ていた赤ちゃんでしたが、

ある機体を見てから、号泣し出して。

もう窓際なんていや！

飛行機見るのいやー！！って感じで、

滑走路に一機残っていた、これから飛ぶ予定の飛行機を前にわんわん泣き始めたんです。

それを見た上司が、

「子どもって霊感あるって言うよな。

あの飛行機、落ちるんじゃないか？」って言い出して。

結構、青ざめてもいて。

はー？ってみんなで笑いましたが、

元々飛行機が嫌いということもあった上司は、

恐いから俺は陸路で行く、と言い始め、

足早に飛行機をキャンセルしに行きました。

そこまでされると、

残されたわたしたちはなんだか恐くて。

えっ？えっ？って感じでオロオロしてしまった。

雰囲気が悪くなったんですが、

年配の上司が仕切り直し、

「気にするな。放っておこう。俺らは乗るぞ」って事で、皆を引き連れて店を出ました。

あの機体に乗るかなんて分からないし、

赤ちゃんなんて泣くのが仕事だし、

考えすぎだと思いましたが、

あの時は結構恐かった。

結果、全く無事に目的地に着いたし、

その日飛行機事故があったなんてニュースは聞かなかったので、何事もなかったんです。

でも少しだけ、

このまま乗ったら死ぬのでは？という気持ちになりました笑

懐かしい思い出です。